生活習慣病とは「食事や運動・喫煙・飲酒・ストレスなどの生活習慣が深く関与し、発症の原因となる疾患の総称」とされています。
糖尿病や脂質異常症(高脂血症)、肥満などがその代表となります。 肥満と関連した「メタボリックシンドローム」といった言葉が広く知られるようになり、いち早く見つけて治療に繋げようと「メタボ健診」が始まったのが平成20年のことです。それから7年後に行われた「平成27年国民健康・栄養調査」によると、肥満者(BMI≧25 kg/㎡)の割合は男性29.5%とここ10年ほど変わりなかったそうです。また、女性19.2%と減少傾向が見られているようです。年代別・性別の肥満者割合を図1に示します。
また、同調査の報告では、「糖尿病が強く疑われる者」の割合は、男性19.5%、女性9.2%とされ、統計学的には有意ではないものの、ここ10年で少しずつ増える傾向が見受けられます。
男性では5人に1人、女性では11人に1人が、糖尿病が疑われる、ということになります。
年代別にみたグラフが図2ですが、その割合は加齢とともに増えていることがわかります。
「メタボ健診」の開始以降、健康への意識が高まり、ウォーキングなどの運動を習慣的に行う人が増えたり、「病気や健康」を取り上げるテレビ番組が増えたりしています。しかしながら、肥満や糖尿病といった生活習慣病が「確実に減ってきた」とまでは言えないようです。
生活習慣病がかくれていないか、チェックしてみてはいかがでしょうか?
(三木山陽病院 平成29年広報誌より)
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